とりま、未来視してみる。

高専と大学卒業後、ベンチャー企業を3社起業・経営。と思いきや実家福岡に戻ってカフェで働くことに。

日本の本当の味方はどこなのか?徹底討論スペシャル−2016/02/28そこまで行って委員会NP

日米韓台の関係を見直す

国際社会の警告を無視し、北朝鮮長距離弾道ミサイルを発射。

アメリカ・韓国と連携し国連で緊急会合を行った日本。国連のラミレス議長も非難声明。制裁決議案を急いでいる。

日本と韓国は共同歩調をとれているのか?反日が加速しているとの指摘もある。昨年12月末、慰安婦問題について最終的かつ不可逆に解決したはずが、今年4月から慰安婦教育を実施するという。また、韓国系アメリカ人が慰安婦問題でロビイング。アメリカ議会に対して日本海を東海(トンへ)と表記するように提案もしている。そのアメリカでも、トランプ氏が反日?とも取れる発言をしている。

先日の台湾総統選で蔡英文氏が当選。日本政府も歓迎していたが、台湾も尖閣諸島の領有権を主張している。

アメリカ・韓国・台湾は日本の味方なのか?

パネリストは金美齢台湾総督府国策顧問)、桂ざこば(落語家)、ケント・ギルバート(外国人タレント)、長谷川幸洋(ジャーナリスト)、末延吉正(ジャーナリスト)、宋文洲(実業家)、金慶珠東海大学准教授竹田恒泰(作家)の8人。

 

日本の本当の味方はどこなのか?徹底討論スペシャル  

北朝鮮の暴れっぷりの前に、米・韓・台は味方なのか?

2月6日に台湾でM6.4の地震が発生。100人以上の死者が発生。東日本大震災の時に台湾からの200億以上の寄付金受けた日本は、今度は台湾を支援すると表明している。政府は1億1,700万円規模の支援を行う事を決定。

ビジネスの面でも日台の関係は活発になっている。2月5日にシャープの買収に向け、鴻海が優先交渉権を獲得。産業革新機構とも協議していたが、25日に鴻海に決定7,000億円で買収し立て直しを行うことに。白物家電などでNo.1の地位を取り戻すことを目指すものの、太陽光発電事業は廃止になる見通し。

海外への技術流出を恐れる声も、親日と見られる台湾だったのでナショナリズムが盛り上がらなかったため鴻海買収がすんなり行ったのではないかという見方も。

しかし台湾企業はアメリカ並みにシビアで、利益が上がらなかったらリストラもあり得る。

台湾総統選で蔡英文主席が勝利。馬英九政権の中国接近が止まるか?一つの中国を唱える中国政府は強く反発。安倍総理は「日本の古くからの友人。心から祝意を表明したい。」と国会で発言。防衛省幹部も台湾を日米に引き付ければ、中国に対する抑止力になると発言。中国と一線を画する民進党の躍進に、中国に接近している韓国は反応しなかった

なぜ日本統治があった、韓国と台湾でこうも反応が違うのか?長く清朝統治時代の一党独裁をされた台湾は、日本統治時代に日本のほうがマシと判断しただけでは?

 

台湾は日本の味方?

  • 味方7人 味方ではない1人

韓国で嫌な思いをしたことがあっても、台湾で嫌な思いをしたことはない。と言うざこば師匠に対して、台湾=親日はデタラメで台湾は元台湾人慰安婦の記念館として「おばあちゃんの家」を建てている。また、台湾は尖閣の主権を主張しており。台湾は中国の依存の中で生きていくしかないと語る韓国人の金慶珠氏。

馬英九政権は一つの中国を標榜し、台湾に中国の統治が及ばない現状維持を標榜する民進党蔡英文)が勝った。台湾人は北京の言いなりにならないという選択をしたと言う長谷川氏。

中国人の宋文洲氏は、台湾の人は親日の人が多い、そういう空気があると言う。

台湾の2015年の世論調査によると、独立16% 統一4% 維持76%という結果。中国依存と自己確立のジレンマに立たされている。

朝鮮は考え方が違う 恨むということで統一を保つのが朝鮮 竹田

 

鴻海買収については?

鴻海は台湾の皮を被った中国の企業で、郭社長は「民主主義で飯が食えるか」と発言したり、習近平を支持したりしている人物だという。

外資買収についてナショナリズムが今回は盛り上がらなかった。もし中国の企業が買収を仕掛けてきたら異なった反応だったのではないかと考えられる。また、アメリカの象徴的な企業(例えばボーイング)が中華企業に買収されたら?アメリカも反発するあろうと、宋文洲氏がケント氏に説明。

シャープを買収の問題点は、現経営陣を残す点。グローバルビジネスから孤立している日本の象徴だという考えがある中で、問題が分かっているのに日本人が言っても修正できないが外国人が間違いといえば聞くのが日本のメンタリティと指摘するのが金美玲氏。

カルロス・ゴーンによる日産の立て直しのようなことがありえればいいのだが。

 

北朝鮮の長距離弾道ミサイルの発射

日米韓トップはすぐに電話会談。反日世論の韓国がどれだけ協力するか?日米同盟、米韓同盟はあっても、日韓同盟は存在しない。日韓の協力をアメリカが支援しているのが現状。

昨年末慰安婦像の撤去と10億円の拠出を約束をしたが、慰安婦問題は聖域化している。ソウル市長も強制的撤去は出来ないと発言。また、今春から新たに慰安婦教育を行う予定という。

帝国の慰安婦」と言う本で、慰安婦=売春婦と記した朴裕河氏が名誉毀損・在宅起訴・損害賠償88万円の判決を受けている。

新型ミサイルTHAADが韓国配備される。これに対し中国が強い懸念を表明し、「急拡大している中国との関係を犠牲とすることになる」と声明。

韓国から独自核武装論が飛び出してきている。その背景には、期待して擦り寄っていった中国が何も役に立たない上に、オバマ北朝鮮非核化に関心がないことで、韓国が中国とアメリカに不信感を抱いているのではないかという。

訪日観光客2位は韓国で400万人の来日は過去最高記録。韓流ブーム復活の兆しもある。

 

韓国は本当に日本の味方?

  • 味方ではない7人 味方1人

金慶珠氏は韓国生まれ韓国育ちだが、子供の頃に4年間神戸の西宮に住んでいたことで日本語を勉強した。日本の時事番組に出ると反日ではないかと総攻撃を受ける人物である。金慶珠氏は日本と韓国は安全保障的国家的利益を共有しているので味方だと主張。 

恨(ハン)と言う文化(苦しむ相手を見て楽しむという価値観)を持つ韓国は日本と相容れない。また、事実と反することと歴史の修正にこだわる反日教育を行っているのが韓国というケント氏と竹田氏。

恨(ハン)とは何か?金慶珠氏の説明によると、モンゴルのフビライ・ハンのハンが語彙。大きく一つ和としての完成体であり、ハンに亀裂が出来ると大きな反発が出るという価値観という。

両国とも一党独裁の国だから近い価値観を共有してるので、100年立てば問題は無くなる、気長に待ってみようというのが宋文洲氏。

帝国主義時代の後から植民地にされた韓国。中国から朝鮮を経由して文化を吸収した日本は下流の感覚がある。だから恨の感情は強いというのが辛坊氏。

 

慰安婦問題は解決したか?

慰安婦問題の解決は海外では、日本が非を認めたと評価している。

カナダでは41万人の少女や女性が誘拐、ニューヨーク・タイムズは13歳から14歳の少女が日常的に強姦で幼女誘拐の疑いがあると報じている。

これは国連人権委員会に提出されたクマラスワミ報告に従った記事。日本政府一度反論したがかえって議論が起こるのではないかと危惧して撤回した経緯がある。性奴隷の国のレッテルが貼られているおそれがある。

アメリカ大統領選でトランプ氏は、「日本が攻撃されればアメリカは助けに行くが、日本はアメリカを助けてくれはしない。日本と中国に奪われた雇用を取り戻す。」と発言。ヒラリー氏もTPPについて現時点では支持できないと発言している。

 

アメリカは本当に日本の味方?

  • 味方8人 味方ではない0人

慰安婦問題のロビイングは抗日連合会しているだけだが、日本人は言葉ができないからロビイング出来ない。国際社会で発言できる日本を取り戻せるだろうか?

選挙の結果トランプが大統領になる可能性も否定出来ない。日米問題を重視しているのはルビオ位。諸外国を批判しているトランプ。現実的なのはルビオ位。大統領次第で日米関係が不安になるというなら、万が一民主党政権に戻ったら日米問題どうなるかわからないと言っているのと同じとケント氏。

中国の南沙諸島への進出。ロシアのクリミア進行。ISのテロ。遂にはメドベージェフがアメリカと冷戦状態と言っている。このような状況において数十年は日米の共闘は続く。したがって数年で変わらないと言うのは長谷川氏。

憲法改正は安倍さんの心情で言っているのではなく、アメリカの要求である。いざとなったらアメリカが守ってくるがいつもフレンドリーではないと言う問題提起に対し、中国・ロシアの脅威に対して議論(ガイドライン変更・憲法改正)が出てくると反論される。

オバマが平和賞をとって弱腰になってしまったと末延氏。

世界のパワーバランスは予想以上のスピードで変化している。

 

北朝鮮・中国・ロシア VS 日本・韓国・アメリカ ?

2月7日に長距離弾道ミサイルを発射。韓国国防相はミサイルがワシントンも射程距離内と発表。国連では、北朝鮮制裁決議を迅速にすることに合意。

反対に北朝鮮拉致問題特別調査委員会を解散したり、ケソン工業団地を閉鎖するなどと対抗している。

制裁に難色を示すのは習近平プーチン。彼らとしては北朝鮮崩壊時に大量難民が押し寄せる危険性と在韓米軍の緩衝地帯としての機能を期待しているからである。

また、ロシアはガスを供給する北朝鮮との経済協力を発展させると表明。北朝鮮は対ロ関係を大事にする中国との二股外交を演じている。

一見世界的に孤立してるように見えるが、イラン・シリア・パキスタンリビアに核技術を輸出入で外貨獲得をしている模様。

 

中国、ロシア、中東のテロ組織、アメリカと言った回答が出た。

北朝鮮がいないと日韓は米軍基地をおけないアメリカ 。だから北朝鮮はある意味アメリカと相思相愛という宋文洲氏。辛坊氏から90年台に北朝鮮とアメリカの緊張をカーターが緩めたとの指摘も。

今の北朝鮮は現状では中国と友好だが、核技術向上で中国が標的になってくることもあると金慶珠氏は語る。要するに中国に対しても綱渡りな外交を仕掛けているのである。

アメリカの国防総省が、中国とロシアが後ろ盾になってくれていると報告しており、中国は言うことを聞く緩衝地帯ならいいが言うことを聞かなくなっていると見ている。将来的には中国に歯向かうかもしれないが、現状は中国とロシアが味方と長谷川氏。

中国とアメリカは核実験とミサイルがあっても動かない。アメリカはなぜが放置しているのか?疑問が残る。

6カ国協議は核開発のための時間を与えただけなのかもしれない。

上記に出てきた韓国の核武装論はもっとアメリカも本腰入れろという政治的メッセージだろうと金慶珠氏。

北朝鮮は崩壊のシナリオとして無責任な崩壊だとミサイルの分散、難民の分散が起こってしまう。責任のある政権が出来ることを周りの国は辛抱強く待つべきと宋文洲氏は語った。

 

先週のそこまで行って委員会NPはこちらー

 

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