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とりま、未来視してみる。

高専と大学卒業後、ベンチャー企業を3社起業・経営。と思いきや実家福岡に戻ってカフェで働くことに。

イスラム教では利子をとってお金を貸してはいけないらしい

イスラム国家で大きな買い物するときに困りそう

イスラム教徒はイスラム教義に従い、利子をとって金銭を貸すことを禁止されている。

でも大きな買い物をするときには、ローンを組むのは普通のことだし、全部貯金して一括で払っているわけではないだろう。と思って調べてみた。

 

イスラム銀行は存在する

基本的に無利子の金融機関である。また、ヘッジファンド先物取引も禁止されている。

しかし、教義の認める範囲内で利潤を最大限追求し現代資本主義の世界に適用しようとしているらしい。

どういうこっちゃ。

 

抜け穴的解釈で教義を回避

イスラム銀行は教義と金融の知識を備えた法学者らの評議会を持っており、彼らの勧告にしたがって金融活動を行っている。

結構柔軟な解釈で金融活動が行われていて、利子を獲得すること無く利潤を上げている。

方法は8つもあった。

  1. ムダーラバ
  2. ムシャーラカ
  3. ムラーバハ
  4. イジャーラ
  5. イジャーラ・ワ・イクティナーウ
  6. サラム
  7. カルド・ハサン
  8. ワディーア

理解しやすいのは、ムラーバハ。

ムラーバハ

ある財産(車など)を購入する時、銀行に一旦買い取ってもらう。そして原価+手数料の金額で元の購入者に転売する形式を取る。原価+手数料は分割払いができる。そのため、利子はとってない(教義に反しない)が、転売による手数料益を受けることが出来る。

 

利子ってなんだっけ

wikipedia先生によると、

  • 経済学的な定義「将来時点における資金の、現在時点における相対的な価格
  • 法学上の定義「流動資本たる金銭その他の代替物の対価として、元本額と使用期間に比例して、一定利率をもって支払われる金銭とその他の代替物

イメージとしては、将来お金を稼いでいる自分や喜んでいる自分がいるとして、そのための元種としてお金を借りたら、その差分のお金が利子。

イメージ1

2016年の俺:100万円借りる → 2017年の俺:105万円儲かってる

年利5%の利子の価値があるお金を2016年に借りていた。

イメージ2

2016年の俺:100万円の車をローンで買う → 2017年の俺:105万円分位ハッピー(効用が増加、移動時間短縮・ドライブが楽しいとか)

年間で5%効用を上げる価値のあるローンだった。

 

逆にお金を貸す銀行側から考えると、借り手の事業者の成長を見込み利子所得を稼げると期待している場合や、債務不履行のリスクを考え多くの貸し手にリスク分配分の利子をつけて貸しているととらえることが出来る。

イメージ3

2017年の俺さんは105万円を返してくれそう → 2016年の俺さんに100万円を貸す

年利5%で資金を貸し付ける。

イメージ4

(俺さんみたいな人は確率的に)お金を返してくれなさそう。2017年に105万円を返してくれるなら → 2016年に100万円貸します

5%の貸し倒れリスクを予想している。

100人に5人はお金を返さないとすると、100人から105万円(元本+利子)を払って貰えば、100500万円回収できて500万円の貸し倒れリスクを吸収できると考えられる。

 

宗教的な利子禁止の理由は?

なぜ、イスラム教は利子を禁止しているのかというと、貧富の差を作らない配慮だと言われている。

利子をつけると、金持ちはより金持ちに。貧乏人はより貧乏人になるという思想がある。

カトリック教会も中世では利子付き貸借を原則的に禁止していた歴史がある。しかし、13世紀頃より空文化していった。

資本主義社会においては経済活動に金融は不可欠だ。そのため、利子の概念を認めないと、事業拡大・効用の最大化・債務不履行リスクをコントロールすることが難しい。

ある意味でイスラム銀行は教義を使って、購入者と販売者間の直接的な金融を禁止し金融業務を独占しているとも考えられそうだ。

日本の銀行イスラム銀行進出して行っている背景にも、このような独占による利潤の獲得を期待しているのかもしれない。

今日はこの辺でー。